ムダ毛処理は至福の時間?

ムダ毛処理は至福の時間?

山本文緒先生の本『ひとり上手な結婚 (講談社文庫)』の中で、「結婚していて一人になりたいと思う瞬間はムダ毛処理したい時」という
記述があります。それを読んだ時、「分かる分かる〜」とかなり腑に落ちました。

 

私はムダな物を処理するのが大好きです。快感を感じるのです。物でもポイポイ捨てるタイプです。思い出とか全く気にしません。使わない=
必要無し=ゴミといった感じです。髪の毛もなるべく短い状態でキープしたいし、爪を切り揃えるのも好きです。子供の爪まで、2日に1回ぐらいは
切り揃えています。

 

こんな私は、独身時代、仕事から疲れて帰って来て、ご飯を食べた後、テレビをボーっと見ながらムダ毛処理をする時間が至福の時間でした。
テレビだけでもつまらないし、ムダ毛処理だけでも満たされません。テレビを見ながら手を動かすという行為が何とも言えない幸福感を感じさせて
くれたのでした。

 

でも、結婚するとそのムダ毛処理の時間を取る事が難しくなったのです。子供が産まれるまでは私も働いていたので、仕事から帰ってご飯を作ったり、
洗濯物を入れていると主人が帰って来てしまいます。そうなるともう時間がありません。

 

子供が産まれてからは専業主婦になり、今では子供も幼稚園なので昼間は一人です。なので昼間一人の時にテレビを見ながらボーっとムダ毛処理を
したらいいのですが、昼間はダメみたいです。「ムダ毛処理しよう」という気持ちが起こりません。やっぱり一日の労働が終わり、「やれやれ」と
腰を下ろした時間帯にボーっとしたいようなのです。

 

結婚当初はかなりストレスでしたが、結婚生活も10年が近付くと、段々慣れてくるものなのですね。最近では頻繁にムダ毛処理が出来なくても
そうそう気にもならなくなってきました。おばちゃんに近付いて行っているのでしょうか?


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